【nano.RIPE】『nano.RIPE TOUR 201
6「ルミナナリー」』2016年10月22日
at 渋谷WWW

撮影:保木本尚郁/取材:榑林史章

 ベースのアベノブユキとドラムの青山友樹が脱退することが発表され、現在の4人で行なう最後のツアー『ルミナナリー』が、10月22日に渋谷WWWよりスタートした。翌23日との2デイズで、この日は最新アルバム『スペースエコー』からの曲をメインに、1stアルバム『星の夜の脈の音の』と2ndアルバム『プラスとマイナスの仕組み』からの初期楽曲も加えて編成。“『スペースエコー』は新しいことをたくさんやったアルバムなので、せっかくだからライヴでも新しいことをやろうと思います”と、きみコ(Vo&Gu)。「こだまことだま」は、ちょっとテンポを落としたアルバムバージョンで披露した他、「ものがたり」はきみコがギターを置いてハンドマイクで歌い、「日付変更線」ではアベがアップライトベースを奏でるなど、新たなチャレンジも見せてくれた。前半はじっくりと聴かせる曲を中心にした、いつもとは違った雰囲気にジッと耳を傾けていた観客だったが、後半はお待ちかねの歌って盛り上がれる楽曲がずらりと並び、アベの“君たち〜!”という、お馴染みの呼びかけも飛び出し和ませる。“オイ! オイ!”とかけ声をかける曲もあれば、一緒に大声で歌える楽曲など、嬉しそうにタオルを回して会場を揺らした。最新の楽曲と久しぶりにやる楽曲とが違和感なく混じり合ったステージは、時を経ても決して変わることのない普遍性を感じさせたと同時に、今後のnano.RIPEを予感させる新しさもあった。いつもとは少しだけ違う特別な夜を、メンバーもお客さんも堪能して心に刻んだ。

セットリスト

  1. 現在ツアー中のため、セットリストの公表を控えさせていただきます。
nano.RIPE プロフィール

ナノライプ:前身バンドを経て2004年にnano.RIPEとなり、地元である千葉・東京を中心に本格的な活動を開始。08年、インディーズレーベルよりミニアルバム『空飛ぶクツ』を発売。草野マサムネ(スピッツ)など多くのアーティストから推薦コメントが寄せられ、話題となる。10年、Lantisよりメジャーデビュー。その後、メンバーチェンジを経て、現在はきみコとササキジュンのふたりで活動を続けている。nano.RIPE オフィシャルHP

OKMusic編集部

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