L→R YORKE.(Painter)、Ta_2(Vo)

L→R YORKE.(Painter)、Ta_2(Vo)

【OLDCODEX】吹き出すマグマのような
感情が注ぎ込まれた一曲

「Lantana」に続き、早くもニューシングルをリリース。アツくハードなサウンドが特徴の表題曲「Feed A」をはじめ、打ち込みを使ったもの、パンク調のストレートなものと、OLDCODEXの多彩さが詰め込まれている。
取材:榑林史章

前回の「Lantana」はスケールが大きく、ロードムービー的な感じでしたが、「Feed A」はタイアップのテイストもあると思いますが、激しくダークなものになりましたね。

Ta_2
今回は、怒りや苛立ち、衝動的な破壊といった、吹き出すマグマのような感情を出せたらいいなと思って。

どうしてそういう感情に?

Ta_2
無意識に溜まるストレスみたいなものって、誰でもあると思うし。それはつまり、日常も戦場だということ。それでタイアップも、少年少女たちが過酷な世界で戦って生き抜く話だったので、ちょうどいいなと。サウンドからもそういう衝動的なものが感じられるように、アレンジャーと相談しながら作っていきました。

作詞はどのように?

YORKE.
俺もTa_2と似た感じです。作詞にかけられる時間が半日しかなくて、そういう勢いであるとか、プライベートなストレスや苛立ちなんかもあって、じゃあその感情をそのまま歌詞にぶつけようと。ただ、それだけで終わるんじゃなく、ちゃんと希望的なものも入れたくて。そういう意味では、半日という制約の中でしっかり戦った結晶だと思いますね。

タイトルの“Feed A”にある“A”とは?

YORKE.
最初は“Feeder”(飼育家)という言葉を思い付いたんだけど…“Feed”(食らう)する人や“Eat”(食べる)する人もいて、食物連鎖のようなものをイメージして。クリエイティブというのは破壊と再生の繰り返しで、破壊したものの破片の上に自分が立っている感覚は、食らい尽くすようなイメージともリンクするし。それで“A”というのは、“Feed”する対象のこと。ひとつの何かではなく、いろいろな対象を当てはめてもらえばいいなと思って付けました。

ジャケットは、怒りみたいなことでバツと?

YORKE.
バツというより、OLDCODEXの“X”とか、かけ算の“かける”をイメージしていて。裏ジャケは“=”みたいになってるから、“Ta_2×YORKE.=OLDCODEX”みたいな、そういう方程式をいろいろ見つけてもらえたらと。

2曲目「Stained me」はラップも打ち込みもあって、ミクスチャーサウンドですね。

Ta_2
打ち込みの音が前に出ている曲を最近やっていなかったので。OLDCODEXによる完全なるミクスチャーを目指そうと思いました。バンドっぽさとクラブっぽさの両方を感じてもらえると思います。

声や歌い方が、軽やかな雰囲気ですね。

Ta_2
自分の歌というものを見直してみようと思って、歌い方をいろいろ試したんです。楽器をチューニングするような感覚で、チャレンジしていった中のひとつですね。

歌詞はどういうイメージで?

YORKE.
OLDCODEXを観に来るファンの人の視点で、YORKE.のことを傍観した歌詞です。ファンレターなんかでもらう言葉をヒントにして書いていきました。チケットを手に入れた日からワクワクが始まり、ライヴ当日に俺のペイントによってその人の心も色付いていって、明日に希望を持ったという感じ。

《Welcome to me》という歌詞がまさに。

YORKE.
“ようこそ俺へ!”っていう。ステージでペインティングしている時も、よく描く言葉です。ツアー中に作詞したこともあって、そういう刺激を受けたんだと思います。

3曲目の「Where I Stand」もTa_2さんの作曲で。こちらは、明るくてパンクっぽいノリのナンバーですね。

Ta_2
1曲目の反動もあって、すごく分かりやすい曲調になりました。ちょうどツアー中に作っていたので、ライヴの楽しさやみんなでノる楽しさを肌で実感できるようになっていたので、それを曲に込めたいと。ただ、「Feed A」でダークなほうに向きすぎてしまったせいか、若干その楽しさというものを見失ってしまっていて。何度歌っても、これって本当に楽しいのかな?とか、考えすぎてしまったところがあったというか。なので、結構手こずりましたけどね。

歌詞もライヴっぽいものを意識して?

YORKE.
大きなライヴを経て、自分の立ち位置を再確認しているような感じです。あと、これは男ならではだと思うんだけど、絶頂を迎えた瞬間の刹那的な感覚とも似ていると思って。さっきまで欲望のままに動いていたのに、ことが済んだらもう次のことに気持ちが向いていたり、どことない罪悪感とか、我に返るような感覚があるというか。あの不思議な感覚って、ライヴが終わった感覚と似ているような気がするんですよ。きっと男なら共感してもらえるんじゃないかな。
Ta_2
絶頂の話は初めて聞いたけど、でも分かるよ(笑)。

8月26日には武道館のBlu-rayもリリースされますね。Ta_2さんから代表してコメントをお願いします。

Ta_2
自分では、まだ客観的に観れないです。というのも、当日は思っていた以上にあたふたしていて。いろんな意味で自分たちは、まだまだ小さいんだということを思い知らされたライヴだった。まだまだ応援してくれるみんなが自慢できるようなバンドになれていないと実感しました。もっとタフに、もっとカッコ良くならないといけないなと。別のスタートラインに立てた感覚です。

MCでは“武道館、たいしたことない”と言っていましたよね。

Ta_2
それは、本当にそう思ったんです。俺の想像のほうが大きかったわけで、そういう意味では本当にたいしたことはなくて。ただ、戦い方を知らなかったというだけ。やっぱり敵としてはかなり手強くて、いっぱいパンチをもらったけど、最終的には判定勝ちできたと思っているし。だから、次の武道館では完全KO勝利してやろうって思ってます(笑)。
『OLDCODEX Live Blu-ray “Capture” 2015 in BUDOKAN』
    • 『OLDCODEX Live Blu-ray “Capture” 2015 in BUDOKAN』
    • LABX-8100 ~1
    • 2015.08.26
    • 8424円
    • 【通常盤】
    • LACM-14371
    • 1404円
    • 「Feed A」
    • 【初回限定盤(DVD付)】
    • LACM-34371
    • 2015.08.05
    • 1944円
OLDCODEX プロフィール

2009年に結成。ラウド、ダンス、パンク等の様々な要素を取り込んだサウンド、それにインスパイアされながらアートワークを作り出すペインティングにより、観る者、聴く者の、五感を刺激する作品を打ち出している。TVアニメシリーズの主題歌を担当することも多く、『SERVAMP』『GOD EATER』『黒子のバスケ』『Free!』シリーズ等、タイアップは多岐にわたる。ライヴではYORKE.自らが制作に携わる巨大なセットという名のアートを背負い、その存在感を見せつけている。そして、バックドロップにも必ず手を加えるので、常に作り手の体温が感じられることも特徴のひとつ。15年に初の日本武道館公演、18年2月には横浜アリーナ公演を行なうなど国内を中心としつつ、アメリカ・台湾・中国・韓国・シンガポールでもライヴを敢行するなど、ワールドワイドな活動を展開している。OLDCODEX オフィシャルHP

OKMusic編集部

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