【3poLstar☆☆☆】今いる場所より、
さらに前へ
緑と青の鮮やかなカラーが目を引くヴォーカルユニットの3poLstar☆☆☆。DAVE(Vo)とRyoZ(MC)のふたりに結成の経緯や、初音源のシングル「アクロス」について語ってもらった。
取材:桂泉晴名
DAVEさんとRyoZさんは幼馴染みだそうですね。
RyoZ
幼稚園の頃に出会ったんですが、ドラえもんで言うとジャイアンとのび太みたいな感じで、性格は真逆です(笑)。DAVEは自分にないものを持っている。そこが一緒に音楽をやっていて楽しいし、続けられている理由だと思います。“仲間っていいな”と思えるのは、相方の存在があるからこそです。
DAVE
RyoZは先頭に立って引っ張っていくタイプ。自信のないところを“大丈夫だから”と励ましてくれるんです。
音楽との出会いはどんなきっかけだったのですか?
RyoZ
高校の時まではずっとサッカーをやっていて、スポーツ少年でした。でも、人生で初めて観たBACK-ONのライヴでものすごい衝撃を受けて。特にラッパーのTEEDAさんがすごいカッコ良くて、“この人みたいになりたい!”という想いからラップを始め、家族みたいに仲良くしていたDAVEを誘って音楽を始めたんです。
DAVE
自分も学生の頃は軟式テニスをやっていました。小さい頃から歌うのは好きで、GReeeeNさんとかを歌ったりしていたのですが、RyoZから誘われた時は最初驚きましたね。
「アクロス」はRyoZさん作詞の背中を押す曲ですね。
RyoZ
自分たちが最初に作ったオリジナル曲に「アドバンス」という曲があって、“まだ何も知らない音楽活動に立ち向かう”という内容なんです。今は音楽活動を2年近くやって、ある程度のことは分かってきた。でも、俺らは今の場所じゃ全然満足できない。もっと先に行きたい。“アクロス”は“向こう側”という意味なんですけれど、“今いる場所より、さらに前へ”という想いを込めました。
DAVE
“自分たちは頑張っていくんだ”という想いのこもった歌詞なので、やっぱり歌う時も気持ちが入りやすいですね。
RyoZ
ふたりとも学生時代に嫌なことがあっても、音楽に助けられたという共通点があって。自分たちも“音楽で誰かの背中を押せたら”という気持ちで、前向きな歌を基本的に歌っています。そんな俺たちの歌を聴いて、10代、20代だけでなく、40代、50代の人たちも“また夢を追いかけたくなったよ”と言ってくださるので、“年齢に関係なく、想いは届くんだな”と思っています。
あと2曲収録されていますが、「Moron」という曲も強いメッセージ性を感じます。
RyoZ
“Moron”って“バカ”っていう意味なんですけれど、たとえバカにされたとしても諦めたくない。必ず結果を出してやるよ、という歌です。これはロックでちょっとコアな曲なんですけど、自分はオールジャンル好きなので、ポップスだけでなくロックもあり、今後はバラードも取り入れて、ミクスチャーユニットとしてやっていきたいと考えています。
初の音源化ですが、どういったことを伝えたいですか?
RyoZ
このシングルを通して伝えたいのは、“諦めるなよ。絶対できるから”ということですね。
DAVE
自分自身もそうなんですけれど、できないって最初に決め付けずに、何かをやろうと思った時点で一歩踏み出してほしいという想いがあって。自分も最初は“音楽活動なんて無理”と思っていたんですけど、今、ステージに立っている。さらに、みんなに伝えられる音源もこうやって渡せるようにもなった。だから、何か目標がひとつでもあるのであれば、それに全力で向かっていってくれたら、と思います。