取材:土屋恵介

切なさと前向きさを感じさせる新曲

2ndシングル「ニコラ」は、デビュー曲の「U&Me」とはまた違う、ストリングスやアコースティックギターが印象的な疾走感のある、さわやかなナンバーですね。

レナ
「ニコラ」の歌詞は切ない感じもありつつ、前向きさを感じさせる内容なんです。
リサ
曲調もアップテンポで明るいんだけど、底抜けの明るさとはちょっと違って、明るさの中に切なさが混ざっている感じ。北欧の空の色や街の雰囲気に通じるところがある気がします。
レナ
あと、この曲の主人公は架空の男の子で、“ニコラ”というのは北欧の代表的な男の子の名前なんですよ。アメリカでは“マイケル”、日本では“太郎”みたいな。

では、歌う時はどのようなことに気を付けましたか?

レナ
ディレクターさんから“とにかく明るく歌って!”と言われたので、笑顔で明るく聴こえるように心がけて歌いました。

リサさんは、今回が初レコーディングですよね。

リサ
そうなんですよ。だから、笑顔どころじゃなく必死でした(笑)。私の声は、もともと低めなので、もっとテンション上げてって言われながら奮闘しましたね。

歌詞の中で、お気に入りのポイントは?

レナ
“そうシアワセは きっとたくさんのありがと。を言えることだね”ってところが好き。素直に共感できるな?。
リサ
私はサビ全部かな。歌うのは苦戦したんですけどね(笑)。

その甲斐もあって、いい曲に仕上がりましたね。カップリングの「ノスタルジー」ですが、こちらはピアノの音色が響く、切なく温かいゆったりとしたナンバーに仕上がっていますね。

レナ
実は、デビュー曲と一緒にいただいていた曲なんです。その中でも一番好きな曲だったので、こうやってみんなに聴いてもらえる機会ができてうれしいです。ただ、前のシングルのカップリング「a little crying」も難しかったけど、今まで歌った中でも一番難しかったなぁ。
リサ
私は、全部難しい?(笑)。

どういったところが好きなのですか?

リサ
“鳥のように大空翔て 風になれたらいいな”ってところが、超大好きなんです。理由は分からないけど、感覚的なものなのか心にグッとくるんですよね。
レナ
“迷いのない自由なままの姿 いつの間に なくした事にさえ気づかずに?”って最後のサビで、ワーッて広がっていくとこが心に響きました。

5月25日には、新生バニラビーンズとしての初イベントもありますね。

リサ
私は初めて人前で歌うので、“どうなるかな? どんな人が来るのかな?”って期待と不安と両方ですね。
レナ
今は不安しかないですね。何度かライヴはやったけど、その記憶が飛んじゃうくらい、すごく緊張しちゃうんです。私は、終わった後の方が緊張するんですよ。普通は、逆らしいですね(笑)。でも、リサとの初めてのライヴなんで楽しみにしてます。

新生バニラビーンズ第一作目、どんな感じで楽しんでほしいですか?

レナ
「ニコラ」を目覚ましに使ってくれたら、さわやかに起きれると思います。「ノスタルジー」は、夕方5時くらいの満員電車などで聴いてもらえたらいいかな。ギュウギュウの車内で、目をつぶったら自分の空間だけは歌の世界にひたれるかなと(笑)。
リサ
幸せになりたい時、気分の良い時に聴いてほしいです。
バニラビーンズ プロフィール

北欧カルチャーを情報発信するマルチドメイン・ブランド“FLOWER LABEL”と“TOKUMA JAPAN COMMUNICATIONS”が送り出す、次世代アイドル。多岐に渡り活躍するクリエーターが参画するFLOWER LABELが送り出すバニラビーンズは、レナとリサによる女の子ユニットである。
2007年10月、シングル「U Love Me」でデビュー。2009年2月には1stアルバム『バニラビーンズ』をリリース。バニラビーンズ オフィシャルサイト
公式サイト(レーベル)

OKMusic編集部

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