ミュージックソムリエ協会では、「こんな時に聴きたい音楽!」ということで、日常のヒトコマで、ふっと聴きたい音楽を選曲しました。選曲はすべて、ミュージックソムリエ(http://musicsommelier.jp)によるもの。
今回は、「茶柱が立った!幸運を運んでくれる曲」をテーマに選びました。湯呑に注いだお茶、中をのぞいてみると、そこには茶柱が!小さくガッツポーズして、喜びをかみしめたいときに合う曲をどうぞ。

1.「ボンツビワイワイ」/ウルフルズ

2015年に発表されたウルフルズの楽曲、アルバムのタイトルナンバーになっています。藤原竜也が主演した映画『探検隊の栄光』主題歌で聴いたことある人もいるのではないでしょうか。”ボンツビワイワイ”=”born to be ワイワイ”を意味する曲のタイトルは、生まれながら、みんなで楽しくワイワイやっていこうぜというメッセージが入った曲になっています。明るく軽く楽しく!聴いていて自然に楽しくなるこの曲、気がつけば茶柱も立っている!幸運も向こうからやって来そうです。”笑う門には福来たる”ということわざのように、明るい気持ちでいることが、幸福を呼び込む一つの方法と言えるのかもしれません。
(選曲・文/Kersee)

2.「The Pleasure Is Mine」/HERBIE
HANCOCK

茶柱が立った。その喜びはわたしのものだ(「the pleasure is mine」)、というストレートな理由で選んだのがこの曲です。ジャズ・ピアニスト、ハービー・ハンコックのセカンド・アルバム「MY POINT OF VIEW」(1963年発表)より。和やかなファンファーレと穏やかなピアノ・ソロが、お茶の時間に起こった小さな幸せを祝福してくれます。ゆっくりとお茶を楽しみましょう。な~んて考えていたのですが、「the pleasure is mine」は「喜んでくれて(わたしは)うれしい」みたいなことで「どういたしまして」って意味だったようですね。そうか。茶柱も頑張って立ってくれたのですよ。
(選曲・文/旧一呉太良)

3.「Feel So Good」/Chuck Mangione

新茶の季節、茶柱が立った!これはきっと何か良いことがあるに違いない!!
こんなFeel So Goodな時には、まさにフュージョンの名曲「フィール・ソー・グッド」で気分もアゲアゲです。五月晴れの抜けるような青空にチャック・マンジョーネのフリューゲルホーンのサウンドが響き渡ります。1977年に発売された同名アルバム『フィール・ソー・グッド』に収録のバージョンは9分超に及ぶ楽曲ですが、最初のスローなソロでかすかに幸せの予感を感じ、ギターが、パーカッションが、軽快なリズムを刻むとその幸せの予感は確信へと変わっていくのです。初夏の季節に幸せ気分を運んでくれること間違い無しの1曲です。
(選曲・文/阪口マサコ)

4.「I Smile」/Kirk Franklin

幸運がやって来るとき、必ず笑顔がついてきます。ならば、自分が笑顔でいれば
たとえ曇り空の日も幸運はこちらに来るはず!歌詞からもサウンドからも元気がもらえてハッピーになれる曲です。幸運が先か、笑顔が先か。どっちが先でもいいじゃないですか!
神様に味方してもらっちゃいましょう!かつてソウル・トレイン・ミュージック・アワードで最優秀ゴスペル・インスピレーショナル・パフォーマンス賞を受賞したKirk Franklinの世界は、聴き終わるとつい鼻歌がでてしまいます。鼻歌を歌えば、笑顔もハッピーも、すぐそこですよ!
(選曲・文/宮川桃子)

著者:NPO法人ミュージックソムリエ協会

OKMusic編集部

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