勅使川原三郎インタビュー~クレーの絵画に触発された新作『忘れっぽい天使』を両国で上演
今年もヨーロッパでのツアー公演を多数行うなど、世界的に活躍するダンサー、振付家の勅使川原三郎。ロンドンで上演した「白痴」でのパフォーマンスが英国ナショナル・ダンス・アワードの最優秀モダン男性ダンサー賞にノミネートされるなど、ますます世界での注目度も増している。2020年4月には愛知県芸術劇場の芸術監督に就任し、今後もさらに活動の幅が広がっていく予定だ。その勅使川原が、佐東利穂子とともに、2019年12月12日(木)~15日(日)、新作公演『忘れっぽい天使』を東京・両国のシアターXで行う。これは、勅使川原三郎が敬愛する画家ポール・クレー(PAUL KLEE)の天使の連作にインスピレーションを得ての創作とのことである。開幕を前にして、ロシア公演から帰国したばかりの勅使川原に作品の創作プロセスやインスピレーションについて話を聞いた。