シャカゾンビ

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    94年に、オオスミ(rap)、ヒデボウイ(rap)、ツッチー(track maker)の3人により活動を開始する。翌年NATURAL FOUNDATIONより12インチ・シングル「SHAKKATACK」をリリースし、数多くのイヴェントに出演、ジャパニーズ・ヒップホップ・シーンを牽引する存在へと成長した。映像を浮かび上がらせるような叙情的な詞で表現者として高い評価を受けているオオスミ。感情をストレートにぶつけるようなハイトーン/ハイテンションで攻めるまくるラップ巧者のヒデボウイ。そして、小気味よいドラム・プログラミングに加え、ソウル/ジャズ/ロック/80年代ポップスなど多彩なジャンルの要素を巧みに取り込み、スウィングするようなトラックを構築する、サウンドの要ツッチー。この3者が相乗することで突進してくるような熱いエネルギーを放つのだ。99年リリースの傑作アルバム『JOURNEY OF FORESIGHT』では幅広いキャパシティを見せつけると共に、即興によるピアノ演奏を導入し実験的な側面も覗かせている。さらに、ヒップホップ・シーンでは珍しく、他のラップ・グループの曲をカヴァーしたり、オオスミがドラム、ヒデボウイがギターを手にしたナンバーを披露するなど、遊び心も兼ね備えたフレキシブルなアートフォームを形成させていく。また、ブラフマン、スーパー・ステューピッドといったバンドとのライヴ・セッションや、ツッチーは東京スカパラダイスオーケストラや篠原ともえを始めとした多くのアーティストのリミックスやプロデュースにも携わっている。

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